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エンジニアが現地立会に行くわけ

私たちシステムフォワードはクラウドサービスを提供しており、業種でいうといわゆるIT企業(もっと細かく言うと、SaaS企業)に分類されます。

そんな弊社の主力プロダクトは展示会受付.comといって、展示会やイベント、セミナーなどの運営をサポートするシステムを提供しています。

新入社員は必ず携わることになるこのサービス、イベント運営をサポートするという特性から「システムを作って、提供して、終わり。」というわけにはいきません。サービスの一環としてシステムを利用する現場へ実際に赴き、現地でのサポート業務を行うこともあります。

そしてこの現地立会、実はエンジニアが担当することもあります。
しかも入社1年目のうちから。

今回はプロダクトを作るだけではない、弊社のエンジニア職の特徴についてご紹介します。



就活生とIT業界の今

まずはこちらをご覧ください。

  • エントリーしたことのある業界ランキング

  • 選考を受けたことのある業界ランキング

  • 最終的な志望業界ランキング

  • イメージがよい方向に変わった業界ランキング

これらのランキングの共通点は何だと思いますか?

これらはマイナビの「2023年卒大学生業界イメージ調査」を元に40ある業界のイメージ調査の結果をランキング形式にしたものなのですが、それぞれ1位に選ばれているのは『ソフトウエア・情報処理・ネット関連業界』だそうです。
それほどまでに、近年IT業界は専攻分野の垣根を越えて就活生たちの関心を集めているのだとか。

同調査からはこうした人気の理由として、
『IT企業や業界そのもの、そして自分自身の成長が見込めること』
社会の急激な変化に対応できる柔軟性』
意外にも開発だけにとどまらない業務内容』
などを就活生が挙げていることも見て取れます。

IT業界についてまわっていた3K*あるいは7K*のイメージが払拭されつつあるということでしょうか。
またIT業界の中にも、営業やマネジメント職など、システム開発以外の働き方があることを知ったことでIT業界に興味を惹かれるようになった学生は意外にも多いようです。

*3K・・・「きつい」「帰れない」「給料が安い」
*7K・・・3K + 「規則が厳しい」「休暇が取れない」「化粧がのらない」「結婚できない」


システムフォワードの配属先について

さて、今ご紹介したようにIT企業での業務はシステム開発にとどまりません。
例えば弊社では「プロダクト開発チーム」「カスタマーセールスチーム」「マーケティングチーム」という3つの部署を設け、『企画 ⇒ 開発 ⇒ 販売・運用』というサイクルでサービスの開発・提供を行っています。
2023年度は私を含め3名の23卒社員が入社し、全員がプロダクト開発チームへの配属となりました。

このように弊社では部署ごとに役割を分け、協力体制を敷いて一つのサービスを作り上げています。
ただ、こう聞くと「この会社のプロダクト開発チームは人との関わりがあまりない、サービスの開発を黙々と担う部署なのか~」と思われるかもしれませんが、そういうわけでもありません。
実は、システムフォワードのエンジニア職が他社と異なる点がここにあります。


システムフォワードのエンジニア

当然ですが、弊社プロダクト開発チームの主な業務はその名からもわかる通りプログラミングを用いた自社サービスの開発になります。
ですので皆さんがイメージする一般的なエンジニアのように、会社でパソコンに向き合って、カタカタと作業していることが多いです。

しかし、システムフォワードのエンジニア職が体験できる他社とは一味違った面白さ。それはカスタマーセールス職の社員だけでなく、エンジニアが自社サービスが利用される現場へ立ち会う機会があるということです。
弊社は拠点を福島県の東南端、いわき市に置いています。一方で展示会やイベントが開催されるのは主に関東や関西のような都市圏。そのため私たちはイベントのある所まではるばると出かけていき、立会いを行うのです。

そもそも現地に立会いに行って何をするのかというと、イベント会場を横目にいつものようにコードを打っているわけではありません。イベントの受付で使用する機器のセッティングから撤去、システム利用方法のレクチャー、システムの監視、トラブル対応など。現地で行うことは結構多岐に渡ります。

弊社ではこうした現地立会を入社1年目から必ず経験することとなり、現在のプロダクト開発チームでこの立会いに行っていない人はいません。
23卒の社員もやはり全員立会いを経験しているのですが、
例えば私は特に多いほうで、10を超える現場での立会いを行っています。
(※エンジニアの現地立会は、展示会会期の重なり具合や本人の特性等により、その回数に差が生じることがあります)


エンジニアが立会に行くわけ

カスタマーセールスチームという「お客様と直接的にやり取りを行いながらサービスの利用をサポートする」部署を設けながらも、プロダクト開発チームに属するエンジニアが現地立会を行うのは何故なのでしょうか。
エンジニアが立会いに行くことの良さを3つほどお話ししようと思います。

①現場でしかわからないことがある


本来私たちが担当するのは、システムを開発するところまで。
ただ、現場を想定して開発を進めはしますが、結局そのプロダクトの良し悪しはそのユーザー、つまり現場にいる人間にしかわかりません。
開発者にとっての最良と利用者にとっての最良は必ずしも一致しないのです。

そのため現場に立ち会って実際にシステムが動く様子、そして利用者の生の反応が見れるというのは、エンジニアにとって大きな意味を持つと考えています。

例えば新入社員にとっては、現地立会は自社サービスへの理解を深める良い機会でもあります。マニュアルだけを見て開発を進めるよりも、サービスの使われ方をその目で見たほうが理解しやすいというのは誰しもが共感することでしょう。
またこうした立会いから改善案や新機能が生まれることもあります。というのも、現場では不満点として指摘するほどでもないちょっとした使いづらさが垣間見えるときがあります。それは目に映ったり、世間話の途中で耳にしたり。
そういった改善の余地に気付きやすくなるのもエンジニアが立会いに行くことの良さだと思います。

②ソフトスキルを養える


技術的、専門的な知識や能力をハードスキルと呼ぶのに対し、コミュニケーション能力や協調性、思考力といった基礎的な能力はソフトスキルと呼ばれます。
個人の特性とも言い換えられるこのソフトスキル、近年その重要性がますます高まっているのですが、人と関わる経験なくしてはなかなか向上させることが難しいという特徴があります。
現地立会では、このようなソフトスキルも自然と磨かれていくのです。

立ち会う現場での作業は予定されたものから突然降って湧くものまであり、それらに臨機応変に対応する必要があります。その中で関わり合いを持つようになる人々も多く、これはPCでシステムを開発しているだけでは決してできない経験だと常々感じています。

③モチベーションUPにつながる


最後に個人的な感想に近いものになるのですが、有り体に言えば立会いに行くことはとてもいい気分転換になります。

というのも、エンジニアの仕事は単調なものになりがちです。まして弊社ではパッケージ化されたサービスを提供しておりますので、その開発も案件の違いはあれど、ある程度決まった作業を繰り返すことが多くなってしまいます。

そうした日々のデスクワークをこなすなかで、立会い時には社外に出て、人と関わり、体を動かす。業務内容がガラッと変わるこの立会いの機会は、ある意味でリフレッシュになるなと感じている次第です。

また、立会いの中でやりがいを感じる瞬間というのもあります。開発を専門的に行うエンジニアは普段ユーザーと直接のやり取りがないため、自分の仕事に対するフィードバックを受けづらいという側面があります。そのため立会いに行った先のユーザーから感謝や賛辞を受けると、今後も頑張ろうという気持ちになります。


開発チームへ質問「立会ってどう?」

現地立会があることについて、他のエンジニアはどう感じているのでしょうか。実際に聞いてみました。

私は年に1,2回程の立会経験しかございませんが、だからこそ現場に行くことの重要性を実感しました。 そもそも社会人になるまで展示会がどのようなものか知らなかったため、現場に行くまでは「セミナー受付*」や「ブース受付*」が何を指しているのかイメージが湧きませんでした。
しかし、一度でも現場に訪れると展示会がどのような会場で行われ、誰が何を求めて訪れるのかを目で見て理解でき、ユーザー視点を持って普段の開発に携わることができるようになりました。
ユーザーにとって分かりやすい・使いやすいシステムを作るために、エンジニアが現場に行くことはとても大切だと思います!

*展示会受付.comの機能のひとつ


おわりに


以上、プロダクトの開発現地での立会いをこなす弊社のエンジニアについて紹介しました。
このように新卒でも主体性をもって業務に取り組むことができ、ここで得られる経験はエンジニアとしてのスキルだけでなく、ソフトスキル、つまり人間としての成長にもつながります。

IT業界に興味はあるけどプログラミングに自信がない・未経験、パソコンに向かっているだけの自分にイメージが沸かない。
そんなことを考えている就活生の方々に、システムフォワードのエンジニアという働き方に興味を持っていただけたら嬉しいです。



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