意識して前向きになるのではなく、勉強して前向きになる。
私にはよく、お客様や社員、さらに家族からも「どうしていつもそんなに前向きに物事を考えられるの?」と聞かれます。 しかし、私自身、実は「前向きになろう」と意識したことは一度もありません。単に「前向きになろう」と思ったところで、実際にそうなれるわけではないのです。
前向きになれる理由は、問題や課題に直面したとき、解決策が自然と思い浮かぶからです。つまり、知識を身につけ、それを実践してきた経験が自信へとつながり、前向きな態度に表れているのです。
そこで大切なのは、前向きになりたければ、学ぶことが不可欠だということです。新年度を迎えるに当たり、勉強することを今年の目標に据えて取り組んでみてください。勉強には、まず時間を確保することが重要です。週休2日制の現代日本であれば、休日のうち5時間を学習に充てることができるでしょう。
例えば、カフェでビジネス書を読むのも一つの方法です。読んだ後には、得られた知識を箇条書きにまとめ、即実行可能なことと後で取り組むことに分けて、スケジュールに組み込み実践してみてください。
さらに、毎日、できれば1時間の勉強時間を確保しましょう。通勤時間を活用するのも良いでしょう。ポッドキャストを聴いたり、アプリで学習するのも効果的です。
これにより、1週間で10時間、1年で500時間、10年で5,000時間、20年で1万時間の学習時間が確保できます。 このように積み重ねた知識が、問題や課題への解決策を見出し、前向きな思考を促す原動力となるのです。
勉強へのモチベーションを高めるには、社内で勉強会を開くのも一つの方法です。人に教えることで、自分自身の理解も深まります。まずは、平日に1時間(通勤時間を利用してもOK)、休日に5時間を学習に充ててみましょう。1年、10年、20年後がとても楽しみですね。