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同じ会社で働く若手社員で、同じ映画を見て感想交流してみた【前編】 ~「開発」という仕事とは?昭和の働き方ってどう思う?~

映画って、ただ楽しむものじゃなく、実は学びがたくさん詰まっているものですよね。
映画を見ることで新しい視点を得られたり、過去の歴史を知ったり、人生のヒントを見つけられるかもしれない。そんな素晴らしいコンテンツです。

そこで今回、「いわきに住んで、働く」note運営メンバーで
映画の感想交流大会を実施してみました🎬

同じ映画を見て、どんな感想をもったか、どんな学びを得たかを共有し、さらに作品を味わおう!という目的でございます。



今回見た映画

陽はまた昇る(2002年公開)

ストーリー
家庭用ビデオ「VHS」の開発に関わる実話を基にした作品。
日本ビクター株式会社のビデオ事業部に、リストラ担当として着任した主人公・加賀谷。
加賀谷がいろいろな壁にぶつかりながら、
家庭用ビデオテープレコーダー「VHS」の開発を成功に導き、
後に競合商品であるソニーの「ベータマックス」との規格争いに挑む姿を描く。
経営合理化を求める社内圧力の中、技術者たちとの信頼を築き、新たなビジネスを切り拓く奮闘がテーマの名作映画。



この記事では、映画から私たちが感じた以下の3つのテーマごとに
感想交流した様子をご紹介しています。

①「開発」という仕事
②働き方・労働環境
③仕事における「人間関係」


みんなの感想がもりもりで、とってもボリューミーになってしまったので
今回は【前編】として、
①「開発」という仕事
②働き方・労働環境
の2本立て!

【後編】は後日リリース予定ですので、お楽しみに!


もちろん、映画の内容を知らなくても読めるようになっておりますのでご安心ください!

(気になる方は、YoutubeやU-NEXTなどでレンタルできますので、ぜひ先に作品を鑑賞してから、ここに戻ってきてくださいね!)





~「開発」という仕事~

弊社の主な事業はクラウドサービス開発。
映画のテーマである「VHS開発」とも通ずるものがあります。

自分たちと同じ「ものづくり」に奮闘する映画の人物たちを見て、社員はどういう感想を持つのでしょうか?



時代背景

この映画は、まだ「テレビの録画」という機能が一般家庭に普及していなかった時代。1973年のお話です。

映画の中でも、
主人公の加賀谷が業務用機器を使用して録画した映像を再生すると
家族や友人たちが「同じテレビを何回も見れるなんて!!」と感動している場面が描かれます。
当時、「テレビが録画できる」というのが画期的な新技術だったということが分かりますね。

映画を見たメンバーは、22~24卒。1999年から2001年生まれです。

これがVHS

高橋:自分はVHS使ったことなかったです。

佐藤:使ったことはあるけど、とても小さい頃。当たり前にあるものだと思ってました。


ハードウェア開発の大変さ

1時間録画できる機器さえ珍しいこの時代に、
加賀谷率いる「ビデオ事業部」は
”2時間録画できる”ことを絶対条件として、
新しい家庭用ビデオテープ「VHS」の開発に取り組みます。

当然ながら難しい開発です。
社員たちは失敗を繰り返し、時には徹夜し、時には喧嘩💥になりながらも、少しずつ開発を進めます。

実際にはこんなさわやかな顔してないです。みんな必死


佐藤:自分が今仕事で扱っているような「ソフトウェア」は、PC上で文字を書いて実行すれば様々な試作、実験ができます
でもVHSのような「ハードウェア」は、小さな部品1つ1つを作ることからはじまり、物理的に組み込んでテストをしなければならない
試作をするだけでも膨大な時間と費用がかかるので、とても大変だ・・・

大内:ところどころ砂嵐のビデオも、こうした無数の努力の積み重ねによって形作られていたんだなぁと思うと、ビデオがただの娯楽じゃなくて何か尊いものに思えてくるね。


お客様の声を聞く、ということ

また、鑑賞したメンバー全員が「印象に残った!」と言うシーンがありました。

それは、これまで開発しかしてこなかった開発部の社員が、初めて営業まわりに挑戦するシーン。
実際にお客様のところに足を運び、声を聞くことで、
これまで知り得なかった”本当のニーズ”に気付いていく重要な場面です。

実際にはこんなさわやかな顔してないです。みんな必死part2

白土:うちの会社も、開発担当の社員が、実際にシステムが使われている現場に出向くことがあるよね。

高橋:まさに自分は、開発者の立場で現場に行っています。現場の様子が開発に活きる、って間違いなくて、常々その重要性を感じています。

大内:わかる。モノづくりって単に新しいものを作るだけじゃなくて、
使ってくれる人のニーズをどれだけ正しく反映できるか」が本質なんだな~と再認識した。

白土:このnoteでも同じテーマの記事をリリースしたことがあったから、映画とリンクして何だかうれしかった。

佐藤:ユーザーの意見を開発に活かす、というのは、時代が変わっても大事な事なんですね。自分も現場に出ることがあるので、ユーザーの声を大事にしていこうと改めて思いました。


実は弊社では、現場に行った社員は必ずその記録を残し、他の社員にも共有するようにしています。

notionでDBを作って共有しています

現場でヒアリングしたことを必ず会社に持ち帰り、それを課題として次に生かすサイクルを続けていくこと。
クラウドサービスの成長に必要不可欠だなと日々実感しています。


「開発」という仕事とは

白土:開発中はすごく大変そうにしていたけど、試行錯誤している姿はどこか楽しそうで、イキイキしているなって思いました。ものづくりがしたい!という純粋な欲求に突き動かされているように見える。


佐藤:VHSが出来上がり、喜んでる社員の姿を見て泣きそうになりました。 大変なことを成し遂げた時の喜びは、ものづくりする上で大事なことだと思いました。

大内:VHS自体は廃れたけど、技術が今も形を変えながら進化し続けていて、VHSが生まれた時と同じように今も誰かが新しい技術に挑み、次の世代にその情熱を受け継いでいるんだろうなって考えると、
未来に対して少し希望が湧いてきて、今後のテクノロジーの進化がさらに楽しみになった!


高橋:作中に登場する社員たちが開発をやらせれくれと嘆願するシーンが度々ありましたが、彼らがいかにモノづくりに魅了され、情熱をかけているかを感じることができました。そうした熱意が、何かを成し遂げる、作り上げるうえで重要になるのだろうと思います。




~働き方・労働環境~

この映画はノンフィクションということもあって、会社内の様子なども非常にリアルに描かれているようです。
1970年代、今から半世紀前の”働き方”は、平成生まれの私たちにとってはカルチャーショックでした。。


タバコ

1970年台、日本の男性の喫煙率は80%ほど。
バスや病院でさえタバコが吸えた時代ですから、
当然仕事中もスパスパ吸っている様子が描かれています。

システムフォワードは全面的に禁煙です

大内:まじで登場人物みんなタバコ吸っててすごい!映画見てるだけでなんか臭くなってきた。まさに昭和って感じ

佐藤:みんな当たり前のようにたばこを吸っているんですね・・・信じられない・・・今だったらすごい嫌ですね。

(ここで弊社社長が会話に参戦)
社長:タバコが体に悪いものとか、煙がくさくて迷惑とか、そういう次元の話じゃない。みんな吸ってて、それが当たり前の時代だった。
おれやほかの社員も昔は吸ってたけど、時代が進むにつれてみんな禁煙したんだよ。

白土:みなさんよく禁煙できましたよね。やめたくてもなかなかやめられない人も多い中で、いまは社内の喫煙者ゼロ!素晴らしいと思います。

労働時間

VHSの開発を進める中で、どうしても納期に間に合わせるために、会社に泊まり込んで仕事をするシーンが結構ありました。
会社で夜食を食べたり、机で寝落ちていたり、なかなかハードな様子が描かれています。

高橋:24時間体制で働くシーンありましたよね。今なら労基ひっかかりまくり!

大内:”THE・昭和の働き方”って感じで、悪いけどこの働き方は絶対したくない

白土:うちの会社はフレックスタイム制で、プライベートの時間も確保できるし、残業もできるけど当然リミットはある。恵まれている、というか、私たちからしたらこれが当たり前だよね。

佐藤:死に物狂いで長時間働いて目標を達成してきた世代から見れば、僕たちを見て「今の若者は・・・」って文句を言う気持ちも分からなくはないような気がします。

大内:目標に本気で取り組むのはもちろん素晴らしいことで、そのハングリー精神は見習いたいけど、そのせいで身体を壊したり周りに迷惑をかけるのはやっぱり違うよね。家族にだって心配をかけちゃうし。
ワークライフバランスってほんと大事。


リストラ

主人公の加賀谷は、
最初は「リストラ担当」としてビデオ事業部に配属されます。
結果的に一人も辞めさせることなく映画は終わりましたが、
90年代のバブル崩壊期には、日本全体でリストラが増加したといいます。

こんな悲しいいらすとや、あってたまるかよ

大内:私たちもコロナの影響で多くの企業が人員削減や事業縮小に直面した現実を見ていたからこそ、リストラを強いられているシーンではリアルにへこみました。他人事じゃないっていうか・・・

高橋:その時の経営状況によってはどうしても避けられないことですよね。

大内:労働者にとって仕事は生活そのものであり、仕事を失うことは自分の生活が崩壊することを意味する一方で、企業にとっては人員を削減するのはビジネスを続けるための「戦略」に過ぎない。
一人一人の労働者が抱えている不安や、必死に生き残ろうとする姿がすごく切なく描かれていて、つらくなった。

白土:確かに、加賀谷の上司にあたる会社役員たちは、リストラ推進派だったけど、悪役ではないと感じた。
むしろ、会社を存続させるために、この人たちも必死に考えた結果の苦肉の策なのかもしれない。難しいね。





以上、映画を見て感想交流をしよう!前編でございました。

「開発」という仕事については、
やはり映画の登場人物たちに共感したり、尊敬の念を抱く感想が多く聞かれました。
偉大な発明・開発の技術に触れ、「私たちもやったるで~~~~!!!!🔥🔥🔥」とふんどしを締め合いました。ギュ


また、働き方・労働環境については
こんなの嫌だよね・・・・」というネガティブな印象がほとんど。
特に労働時間の長さについては「こんな会社自分なら絶対やめる!💢💢💢」くらいの勢いで反対でした。
どんなに仕事に熱中していても、プライベートの時間を大切にできない働き方は、歓迎すべきではない、というのが私たちの共通意見でした。



さてさて後日リリース予定の後編では、
「仕事における『人間関係』」にフォーカスをあてた
感想共有の様子をご覧いただきます。

映画の人物たちの人間関係を見てどう思ったか、
私たちはどんな人間関係を築いているのか/築いていきたいのか、
そして自分はどういう人間になっていけばいいのか・・・
深~い話もたくさんで出ましたので、楽しみにしていてください✨



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