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仕事ができることに感謝する。

明日から急に仕事ができなくなることを想像できますか?

2011年3月11日に東日本大震災が発生しました。その影響で、福島第一原子力発電所では水素爆発が起こりました。私の自宅は福島第一原子力発電所から直線距離で約35km、会社は約40kmの場所にあります。この事態により、会社を一時閉鎖し、社員およびその家族は避難を余儀なくされました。 

福島第一原子力発電所の事態が収束する見通しが立たない中で、避難先で松山千春の歌を聴いたところ、その歌詞の深さに涙が止まらなくなってしまいました。

何もできないと思い悩むよりは、せめて悔いのない時を送ろう。こんなはずじゃない誰を責めてみても、すべて大切な私の人生。

松山千春:凡庸より

この歌詞はまさに私の心境を表していました。
 
当時、私が1番思い悩んでいたことは、
「この状況で仕事はできない。」
「仕事ができなければ、社員への給与も払えなくなるし、社員どころか自分の家族の生活もままならない。」
ということでした。

しかし、この歌を聞いた途端
「自分には原子力発電所の事故を収束させることはできないが、自分には仕事ができるじゃないか。」
「どんな状況でも、明日から悔いが残らないように、できることから全力で仕事をしよう」
と勇気が湧いてきました。

翌日、私は家族の反対を押し切り、一人でいわきへ戻り、仕事を再開しました。

当時、街を行き交うのは防護マスクを着用した自衛隊の車両だけでした。しかし、仕事ができる喜びがそれを上回り、それが全く気にならなかったのです。

私にとって、放射能の恐怖よりも、仕事ができないことへの恐怖の方が遥かに強かったのです。

言い換えれば、「仕事ができる」ということは、いかなる恐怖にも打ち勝てると実感した瞬間でした。仕事は、私にとってそれほどまでに神聖なものだったのです。
 
それ以降、仕事ができることに対しての喜びを深く感じるようになり、毎日がとても楽しく感じられるようになりました。仕事ができる素晴らしさを、改めて実感しました。
 
仕事には様々な問題が伴います。時には嫌なことがあったり、怒りを感じることもあります。しかし、それらを含めても、仕事ができること自体が素晴らしいと私は思います。これから訪れる変化に富んだ時代を、仕事を通じてより一層人生を楽しんでいきたいと思います。

仕事ができることの効果


  1. 経済的自立: 仕事をすることで収入を得ることができ、経済的に自立することが可能になります。これにより、生活費、教育、娯楽など、自分の望む生活を送るための資金を確保できます。

  2. 自己実現: 仕事を通じて、自分の能力や才能を発揮し、達成感や満足感を得ることができます。また、キャリアを通じて自己成長を遂げることも可能です。これは、自己実現の重要な側面の一つです。

  3. 社会的つながり: 職場は多様な人々と出会い、交流する場所です。これにより、社会的スキルを向上させることができるだけでなく、友情や尊敬関係など、人間関係を築く機会も得られます。

  4. 社会への貢献: 仕事を通じて、社会に価値を提供し、他人の生活の質の向上に貢献することができます。これは、自分が社会の一員として果たす役割を実感する上で重要です。

  5. 健康的な生活リズム: 定期的な仕事は、日常生活にリズムをもたらします。規則正しい生活は、精神的、身体的健康に良い影響を与えることが知られています。また、仕事によって新たな挑戦や学びの機会が生まれ、精神的な充実感につながることもあります。


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