心が折れそうになった時には、「今、この仕事を全力で”好き”になる」
こんにちは。
システムフォワード代表取締役の大内一也です。
この度、私は『いわきに住んで、働く。』のnoteで連載を始めることになりました。その中で、当社を希望する就職活動生に向けて『システムフォワードの考え型』を伝えていきます。サラリーマンとして15年、そして社長として22年の経験を生かし、時代が変わっても変わらない仕事の本質について語り継いでいきたいと思います。。
今、この仕事を全力で好きになる。
それでは、「システムフォワードの考え型」の最初の投稿として、「今、この仕事を全力で好きになる」を掲げます。言葉で表現するのは簡単ですが、実践するのはそう簡単ではありません。
「この仕事、自分に合っているのだろうか?」
「もっと良い仕事が他にもあるのでは?」
「こんな仕事をするために会社に入っていない?」と、
思いながら仕事をしていませんか?
そんな状態で仕事をすると、
「言われたことしかしない」
「会社に対して不満を抱いている」
「自分ではなく会社が悪い」
と、マイナスな感情を抱きながら働くことになります。
その結果、仕事の品質や生産性は向上しないため、あなたがビジネスリーダーとして活躍する世界は望めないのです。
それでは、「今、この仕事を全力で好きになる」方法をお話します。
それはたった一つのことです。
「これまで育ててくれた両親への感謝」
を持つことなんです。
親への感謝が、折れそうになった心を支えてくれる
あなたも仕事を通じて感じることになると思いますが、仕事は思った以上に大変です。あなたを育てるために、両親も一生懸命働いてきました。
両親も、辛いことや悲しいこと、職場での苦痛をたくさん経験されてきたことでしょう。それでも両親は、あなたを立派に育てるために困難に立ち向かって耐えてきたのです。これを思い出すと、自然と両親への感謝の気持ちが湧き上がり、それだけで「今、この仕事を全力で好きになる」理由が見つかります。
これは私が入社した時の話です。
最初は派遣社員としてコンピューターのオペレーターをしていました。当時は携帯やポケットベルが普及していなかったため、トラブルが発生すると、真夜中に自宅に電話がかかってきました。
その度に、母が電話に出て、「一也、会社から電話だよ」と伝えてくれました。つまり、会社のコンピューターのトラブルの度に、母も真夜中に起こされたのです。
真夜中に電話が鳴るということは、一般的に考えると一大事です。
父が漁師だったため、母は電話が鳴るたびに船で何か事故があったのではないかと心配し、心臓がドキっとしていました。
私がスーツに着替えて出勤の準備をしていると、母は「毎日大変だね。無理しなくてもいいんだよ。辞めたくなったら辞めてもいいんだよ」と言ってくれました。
その時、親に大学まで出してもらって、派遣社員として働く身。
さらに、真夜中の呼び出しに応えるオペレーターとして働いている自分に、情けなさを感じ、心が折れそうになりました。
しかし、真冬の荒波の上で命がけで漁をしている父のことを思い出すと、こんなことで心が折れている場合ではないことに気づきました。
私は母を安心させるために、「いや、この仕事が好きなんだ。自分が対応しなければトラブルは解決せず、周囲に迷惑がかかる。問題を解決すれば、感謝されるし、やりがいのある仕事だよ」と言って、
「今、この仕事を全力で好きになる」努力をするようになりました。
そこで、先ずは真夜中の呼び出しが来ない方法を考えることにしました。トラブルが発生したときに、私以外の人間でも対応できるように、「ホストコンピューターの技術担当マニュアル」を作成しました。
その結果、真夜中に自宅に電話がかかってくることはほとんどなくなりました。また、派遣先の会社から「すごいね」「ありがとう」と称賛されました。
このような経験から、毎日、どんなに小さなことでも、自分の担当する作業のドキュメント化をすることを始め、今でも続けています。
そうすることで、作業の改善点が明確になり、より効率的な方法を見つけ出すことができます。また、同僚とも共有できるので、会社の生産性の向上にも貢献できます。
その努力が会社から認められ称賛されることで、仕事に対するやりがいを感じ、本当に仕事が好きになってくるのです。
この仕事を好きになろうとする姿勢は、親への感謝の気持ちが無ければ生まれませんでした。
「今、この仕事を全力で好きになる」
問題から逃げずに、与えられた今のステージをクリアして、自分の思い描いているステージに立っていきましょう。
仕事を好きになることの効果
1.生産性の向上
情熱を持って仕事に取り組むことでモチベーションが高まり、効率的に作業を進めることができます。これにより、全体的な生産性が向上します。
2.ストレスの軽減
仕事に対する愛情は、日々の課題や困難に対処する際のストレスを軽減し、仕事の圧力に対する耐性を高めます。
3.キャリアの成長
熱意は自己改善への動機付けとなり、新しいスキルの習得やプロフェッショナルとしての成長を促進します。
4.個人の幸福感の向上
仕事に満足していると、達成感や自己実現の感覚を味わうことができ、これが幸福感と生活の質の向上につながります。
5.イノベーションと創造性の促進
仕事への愛情は新しいアイデアや解決策を生み出す原動力となり、イノベーションと創造性を促進します。
これらの効果は、個人が仕事に対してよりポジティブな関係を築き、職場全体の環境を改善するのに役立ちます。